進出企業紹介
進出企業紹介
2025/07/25
タカバマ株式会社
タカバマ株式会社インタビュー
香港と大阪に本社を置くカルチャー・テック企業
Andy Chung(タカバマ株式会社 共同設立者・CEO)
Lavin Yeung(タカバマ株式会社 共同設立者・最高マーケティング責任者(CMO))
貴社の概要やサービスについてご紹介ください。
弊社タカバマは大阪に本社を置くカルチャー・テック企業です。
日本のサービス文化の知恵 を、保存・拡張・共有するためのデジタルツールを構築しています。「おもてなし」・「おもしろい」 といった時代を超えた価値を、未来にフィットする機能に変換して世の中に提供いたします。
私たちの事業の中心には、「大阪の『お』を世界へ - おもてなし・おもしろい・おもいやりを大阪から世界に届ける」という弊社の基本理念があります。
日本にとって最も強みのある輸出品は技術や製品だけではなく、人々が日本に来て受ける感覚だと、私たちは信じています。他者の要望をそっと察知してくれる人々、お客様一人一人とのふれあいの中にある一体感、言葉に頼らずおもいやりを伝える力…このような深い直感力にあふれた気質を、私たちは「文化的共感力」と呼んでいます。弊社は、没入型テクノロジーや、ESGを軸とした学習プラットフォームを用いて、この文化的共感力を広範囲に役立てたいと考えています。
弊社のサービスには次のようなものがあります。一つ目は、心のこもった本物のサービス提供を実現するための、XRを活用した没入型トレーニング。二つ目は、企業の明晰な意思決定や責任ある行動を支援する、ESG思考ツール「ReasonQ」。三つ目は、ESGチームによるコミュニケーションを、明快で人間味にあふれ、目的意識のあるものにする、AIプロンプト活用支援サービス。以上の3つのサービスを中心に事業を展開しています。
弊社のサービスは、食品、飲料、デザイン、ミュージアムのイノベーションなど幅広い分野のお客様にご利用いただいております。また、EXPO 2025大阪・関西万博の出展企業として、グローバル課題への対応における日本の価値観の活用方法を提示させていただきました。
なぜ大阪をビジネス拠点に選ばれたのですか?
大阪が最適の場所だと感じました。
日本の中でも大阪は、おもてなしの心のルーツの地として知られています。私たちのビジネスにとって最適の環境が大阪にはあるのです。大阪の人々は、おもいやりの心があり、それをビジネスに活かしています。また大阪には伝統と革新が共存しています。グラングリーン大阪で起きている変革、そしてナレッジキャピタルに溢れる創造的なエネルギーなど、未来を築く息吹があるのです。
また、大阪は活気ある躍進中の都市です。ちょうど現在大阪・関西万博が開催中で、この地域には世界の注目が集まっています。「いのち輝く未来社会のデザイン」というEXPO 2025 のテーマは、まさに私たちの事業に合致するもので、大阪ヘルスケアパビリオンに公式出展できたことを光栄に感じています。
大阪への進出にあたり、INVEST OSAKAからはどのようなサポートがありましたか?
INVEST OSAKAのチームの方々からは多大な支援をいただき、本当に感謝しています。外資系企業が日本で文化に根ざしたビジョンを展開するには、法的な面での支援もさることながら、地元の方々の知見や励ましも必要でしたし、コミュニティも不可欠でした。
INVEST大阪からのサポートは、会社設立から、制度の案内、初期のパートナーとのマッチング等多岐に渡ります。特に良かったのは、大阪の代表的な国際イノベーション会議 Hack Osakaでのプレゼンテーションに招待していただいたことです。その会議で将来的な提携先候補とも繋がりができ、関西のスタートアップ・エコシステムの一員として大きな展望が開けました。また、Team Expo 2025(TEQS)にもご紹介いただいたおかげで、大阪・関西万博の公式出展者に選定されました。
とりわけ大きかったのは、INVEST大阪が私たちの目指す事業に価値を見出してくださったことです。その信頼こそが、私たちに最初の推進力を与えてくれました。
社内では今でもよく、「私たちは単に日本に着陸したのではない。大阪が私たちの離陸を後押ししてくれた」と振り返っています。
大阪と日本でのビジネスについて、将来のビジョンや目標を教えてください。
私たちのビジョンは、次のようなシンプルで力強い問いからスタートしました。「文化的共感力という日本の静かな強みを、テクノロジーを通じて世界にシェアできないだろうか?」
タカバマは、日本が世界の未来に貢献する最大の強みは、ロボットやデザインだけではないと考えています。それは、人間のおもいやりの心です。
接客における無言の気配り。
ホテルの従業員の心のこもったお辞儀。
慎重なチームワークにおける一体感。
これらは単なる儀礼ではなく、もっと深い何か――私たちが「文化的共感力」と呼ぶ日本独特の感情的知性(EQ)のようなものです。他者のニーズを予測し、誠意をもって対応し、優雅に振る舞う能力なのです。
このような価値は、デジタルの世界で失われてしまうべきではありません。私たちは、こうした価値を見直し、拡張し、よりアクセスしやすいものにすべく、タカバマを設立しました。これが私たちのカルチャー・テックの意味するところです。
弊社は大阪での会社設立以来、大手食品飲料グループに対して「おもてなし」の実現を支援するためのXRトレーニングを提供したほか、デザイン・企画会社やミュージアム技術企業を対象としたESG・SDG整合性評価の支援も行ってきました。このほか、Future-Fit財団(英国)と基本合意書を締結し、グローバル市場を目指した製品の共同開発を日本で行っています。
また光栄なことに、大阪ヘルスケアパビリオンに公式出展者として参加させていただきました。しかし私たちの目標はまだ遥か先にあります。弊社は、ステークホルダーや企業とパートナーシップを組み、大阪をカルチャー・テック・イノベーションの生きたラボに変えていきたいと考えています。そして、日本の伝統が次世代のグローバルESGやホスピタリティや教育を如何に形成していけるか、について新たな対話を巻き起こしたいのです。さらに日本国内だけでなく、ASEAN、オーストラリア、ひいては世界各地の人々の心に響くような活用方法を開発したいと願っています。
タカバマは、「おもいやり」を拡張させる会社を目指すとともに、大阪をそのビジョンの起点の街とすべく努力してまいります。大阪の「お」を世界へ!
| 会社名 | タカバマ株式会社 |
|---|---|
| 代表 | Andy Chung |
| 所在地 | 大阪市北区大深町3-1 |
| 設立 | 2022年6月 |
| 事業内容 | テクノロジーソリューション提供、サステナビリティソリューション提供 |
| URL | https://takabama.com/ |







